演劇集団WONDER MILLION 3rd STAGE 
『ダンシング オン ザ ピッチ』
2004年5月 6日〜 9日 6公演  中野 劇場MOMO
2004年5月 9日 15:30〜
客演の千晴嬢! 見事にピッチに舞う!
我らが元気娘千晴さんを応援に、中野MOMOに行ってきました。
千秋楽。なのに雨。。。
でも、応援団としてはそんな事で怯んではいけないのです(誰っ?(笑))
てなわけで、整理番号1番2番を持って(笑)待つことちょっと。
いざ、入場でございます。
劇場はちょっと小ぶりで観客席も70席程度。
整理番号1番だけあって、特等席に陣取って
開始を、千晴さんの出番をいまかいまかと待つのであった(再び誰っ?)

BGMも大きくなり、場内暗転からいよいよ!照明がぱ〜〜んと!
その時、一人の美しき女性が舞台の上に!(いよっ!待ってました)
この舞台なんと千晴さんの回想から始まるんですよね。
うまいっすよ、千晴さん。台詞もばっちり、気持ちの入れ方もばっちり。
安心して見ていられる(こんな表現じゃ怒られるかな?)

たぶん贔屓目では見ているんだけど、千晴さんの演技は本当に
安心して見ていられるんだよね。それに体格のおかげもあって
いろいろな面でダイナミック。
中でも、この舞台での感動場面。チエとオグの想いをぶつけ合うシーンでは
おもわず涙が。。。(泣いたんじゃ無いですよ。心の汗がね)
他にも、ピッチ内での競り合いとか、後輩との言葉のぶつかりあいとか
随所に千晴さんらしさが出て、すばらしかったですよ。
(と書きつつ、まだ千晴さんの演技はスケ番しか見ていないことを
棚に上げるのであった〜(^^;;)

でも、千晴さんのすばらしさが表現できたのも
この舞台・ストーリーそのものがとても良かったからなんだよね。
スポーツ、それもサッカーものだったから
僕にとっては、かつての「飛び出せ青春!」なんかを彷彿とさせて
ストレートに感動することができた。
スポーツ物はいいわ。
アポロでやっても、ぴったりはまるような
そんな気持ちの温かくなる、良質の舞台だったと思います。
役者さんたちも、最初はあららら?って思う部分も多少有ったけど
最終的にはストーリーに引き込まれていましたもん。
特にオグ役の宮坂紗智世さん、ユウレイアカネ役の益子歩さんは
看板役者さんなのかな?キャラが立ってて良かったです。
この感動であのお値段は、とってもリーズナブルでしたね。
(難を書かせてもらうと、少し舞台が狭すぎたな。もう少し大きければ
もっとダイナミックな演技、ダンスができたと思う)

千晴さん、アポロ代表として立派にその役目を
果たしましたね。お父さんは嬉しいよ(だから誰っ?)
この経験を母船アポロの舞台で生かして大きなくなってくださいね。
期待しています。
「STORY」
女子サッカークラブ「ダブルウイング」のコーチの監督ハセガワチエの回想で始まる物語 〜
かつて名門と呼ばれた女子サッカークラブ「ダブルウイング」。
しかし、今は2部リーグでのお荷物集団。それもほとんど練習もせず 思い出作りのためにやっている
程度のチームに成り下がっていた。 グラウンドもテイト女子に無償で借りている状態。
明日は、強豪テイト女子との試合だというのに コーチの国分(自称日本のエジソン(無駄な発明ばかりしている))とキーパーのエリ、その他 5、6名しか練習に参加していない。
しかも明日の試合へ出場予定の選手は10名。 なんとか策はと考慮している国分とエリは、練習を見つめている一人の女性に声を掛ける 「やってみない?」
するとその女性アカネは即座に、参加させてくださいとの返答。 狐につままれたような二人だったが
試合が成立するとわかって一安心。
そのアカネがひとつだけ質問を「マサミ」っています?っと。

試合当日、思いのほか思いでつくりをしたいメンバーが集まりアカネはベンチで待機。
試合はというと、実力差は歴然.ついに二桁失点。しかもダブルウイングのシュートはゼロ。
最後の最後で、思い出作りにとアカネをピッチへと送り込んだコーチの目に
衝撃的な光景が映し出される。
ボールを持ったアカネがテイトの守備陣を切り裂き、舞い、そしてシュート!
惜しくも枠をはずし、その時点でホイッスル。
そして終了後のベンチでは、いつもと違う光景が。。
「すいませんでした。」「えっ?」「ゴール決められずに・・」
不思議そうに見つめる国分とエリ。
しかも、反省会はやらないんですか?とも。。
しかし二部のそれも下位に沈んでいるチームがそんなことをしているわけも無く すぐに散会。
ただ、観客席には首をかしげながら「どこかで見たこと有るんだけどな〜」とつぶやく
20数年来のダブルウイングの応援団である本屋の主人ハセガワがたたずんでいた。

そんな中、エジソンハセガワが次なる発明を。その名も「ユウレイ発見器」
ばかにするチエ。むきになるハセガワ。
そしてアカネに向けてみると点灯!「やっぱりね〜」いっそうバカにする
チエであったが、隣では当人のアカネが困惑していた。。。。

通称オグことオグラマサミは、テイトのレギュラー争いに敗れ今はダブルウイングの選手。
しかし、やる気の無いチームに嫌気が差し、チームを辞めると申し出る。
まったく引きとめもせず了承するコーチ。その名の”マサミ”を聞いたとたん走り出すアカネ。
「あなたの声を聞いたの」と引き止めるアカネ。サッカーが嫌いになったとマサミ。

そんななか、テイト女子に新たな試みが実施されようとしていた
大学リーグ、女子リーグへの平行参加のためのチーム2分割構想。
2部落ちの汚名を返上するための起死回生の策でもあった。
その両チームのキャプテンに選ばれるマキとチエ。
しかし、チエはその勝利至上主義のやり方に疑問を持ち始めていた。
その分割構想のための練習場確保の必要により
とばっちりを受けたのが練習場を無償で借りているダブルウイングであった。
しかも、同時にリーグ縮小化構想も決定であり、ダブルウイングは解散への危機に直面する。
もう、「夏休みカップ」での奇跡の優勝くらいしか望みがなくなっていた。

オグとチエはかつてのチームメイト。しかし、思いは正反対。
レギュラー争いに敗れ、すっかりやる気を無くし、退団したオグ。
そんなオグともう一度一緒にサッカーをやりたいとレギュラーをがんばったチエ。
敵味方でも言いから一緒にピッチに立ちたいというチエ。

そんなチエの思い、そして気持ちを見透かされたような
アカネの言葉に徐々に心をうごかされるオグ。
「サッカーは楽しいもの」「サッカーを好きな人にはあきらめてほしくない」と。
「もう一度やらせてください」オグの口からこの言葉を聞けたのは
ほんの数日後のことだった。

そして、とうとう「夏休みカップ」が始まった!
アカネ、オグ、そしてアカネに激を飛ばされやる気になったエリを中心に
一回戦から快進撃を続けるダブルウイング。
準決勝を制して、ついにテイト女子との決勝戦へ。
しかし、その影でアカネの足に異変が起こっていた。「なんで動かないの。。。」

決勝当日。マサミは必死でテイトに食い下がるも実力、練習量の差か
まったく歯が立たないことを痛感する。
前半を終わって0−2。しかもアカネは来ない。
しかし、アカネは来ていたのである。ただ見えないだけで・・・。
「どうして、見えないの?どうして・・・」
後半が始まった。ここでがんばり屋のエリが奇襲に出る
キーパーである自分自らが、孤立無援のオグの逆サイドを駆け上がり
反撃のシュートで得点。
ただ、大きく流れが変わるとは思えなかった。
アカネは必死に気持ちを高めて、肉体を表現しようとするのだがまったくできない。
「そうだ!ユウレイ発見器」
ハセガワが持っていた発見器を奪い自らの存在を示すアカネ。
しかし、驚くばかりのハセガワでは埒があかない。
しかも、途中でその発見器も持てないほど肉体力が落ちていく。。
絶望感に襲われるアカネ。
しかし、会場でみんなの頑張りを眼にし、一緒にやりたい!と
強く、強く思った瞬間、奇跡は起きた。
アカネの強い気持ちが肉体を表現し、応援団席にその姿をあらわしたのだ。
「早く行きなさい!今すぐ!」応援団に促されピッチに立つアカネ
ここから怒涛の反撃が始まった。
オグ、アカネのワンツーで競りあがり、テイトのゴールへ。同点!!
しかし、いつものアカネではない。パスをとられてしまう。
実は、肉体を維持できずにボールが足をすり抜けていったのである。
最後の最後、渾身のパスをオグへ!「行け〜〜!!」
それを受けたオグが、すべての思いを胸にシュート!
大逆転のゴール!!しかし、アカネの姿はどこにも無かった。

やはりアカネはユウレイだった。
応援団ウエダの手には、28年前のダブルウイングに所属するアカネの写真が。。。
今の惨状を見るに見かねてなのか、オグの声を聞いてなのか。
とにかくアカネが救ってくれたのだ。ダブルウイングとそして。。。。

今では、ダブルウイングの監督とコーチであるチエとオグ。 サッカーを楽しむことを教えてくれた
アカネの気持ちに応えるべく、その思いを後輩に伝えるべくまたピッチへ戻っていくのであった。

サッカー繋がりです!

千晴ちゃんの初サイン
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